ヒゲのプラモ怪人こと小澤勝三さんが他界された事を知りました。
直接お会いさせて頂く機会は無かったのですが、自分としては、あこがれのモデラーの一人でもあり、コミックボンボンの先輩モデラーでした。
小沢さんの作例で思いでに残っているものは沢山ありますが、特に印象に残っているのは、
まだ1読者だったころに見たフルスクラッチビルバイン(確か木の削りだしで完全変形していたような)や、キャストブロックからの削りだしガンダムMK?、またホビージャパンにて自作バキュームフォームにて製作されたレイズナー。後、今思い出しましたが、HJのZZガンダム別冊に掲載されていた「フレンドリープラスチック」なる当時発売されていた特殊な素材(お湯に入れると溶けて、固まるとPVCのような硬さになる樹脂)を使用して製作されたドム。この素材が発売された当時自分も購入したものの、硬化後の加工が難しく使いあぐねていた記憶があり、この記事を読んだ時、目から鱗が落ちたってモノでした。
とにかく作例の記事があるだけでなく、新しい作り方を常に提案発表されていたのが印象に残っています。
色々見よう見まねで試しては失敗してましたが、常に新しい事にチャレンジし、読者に対して親切に説明されていました印象です。
そんな中、自分もボンボンにてモデラーデビューしたての頃、ボンボン本誌では無いのですが、テレビマガジンの方にて自分の作ったモノがお世話になった事がありました。
それが今回の画像のモノなのですが、残念ながら実物はすでに処分されてないので、本の画像になります。
TVマガジンの別冊で騎士ガンダムの立体アイテムを使用したストーリーブックです。
作例は、「騎士ガンダム」、「戦士ガンキャノン」、「僧侶ガンタンク」、「エルフジムスナイパー」、「闘士ネモ」と「サイコゴーレム」。
どれもその当時のコミックボンボンにて掲載されていたものを貸し出したと聞いています。
基本ポーズとは別に、アクションポーズ用に手足を別に用意したりして(ジムスナイパーのゴーグルも可動にしてました)色々作っていたのですがボンボンの方では、ページ数の関係もありあまり詳しくは見れなかったので、こちらの別冊にて活かされて喜んだ記憶があります。
実は知らない間に発売されていてビックリしたのですが、当時の編集さんから、「小沢さんがよく出来ていると褒めていましたよ」とお聞きし、うれしくもあり、恥ずかしい思いをしたものです。
もうかれこれ、17年も前の事ですが今も鮮明に覚えています。
知らないついでに思い出したのが、その後、これまた知らない間にガンキャノンとガンタンクがBクラブのガレージキットになっていたビックリな事件もありました。元々ガレージキット原型ではなかったので当時は非常に気まずい気持ちでいましたが(作れる代物だったのか)、どうせならジムスナイパーの方が気に入ってたんですけどね。
話戻りますが、小沢さんの作例のように常に読者(ボンボンの場合は子供)の事を考えて製作していけるようになりたいものです。
改めて、ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
コメント (1)
はじめまして。
mixiのキングカズマフィギュアをお見かけして飛んできました。
当時この記事みていた記憶があります。
うわあ欲しいなあと。ジムスナイパーは初代騎士ガンダムでは
一番好きだったキャラだったのですが、なぜか
サタンガンダムのプラモを買ってもらった記憶が。。。w
とてもとても懐かしく暖かい気持ちになれました。
最近はフィギュアやプラモは大人の趣味になりつつありますが
これからも子供たちがわくわくするようなものをつくってください。
投稿者: Gaya | 2010年4月 8日 21:33
日時: 2010年4月 8日 21:33